ビッグデータ活用が推進されている今、簡単に手に入るWebデータを活用したい、と考えている人も多いでしょう。しかし、Webデータを収集するための技術・スクレイピングにこんな不安を抱えていませんか?
- Webデータを活用したいけど、Webデータ所有者から訴えられたりしないか不安
- スクレイピングで裁判になった、という話をきいたけど、イマイチ原因がわからない
- スクレイピングに関わる法律を読んだけどよくわからなかった
そんなあなたは以下の項目をチェックしてみましょう
これなら大丈夫!スクレイピング活用方法

スクレイピングが違法と判断され、問題になるケースは主にスクレイピングをする目的にあります。あなたのスクレイピングをする目的が以下のような理由であれば、基本的には大丈夫です。
2chまとめサイト、ニュースまとめサイト、など(著作権法第32条) ※基本的にはデータ収集元の利益妨害にならないように、データ収集元へ接続するリンクをはる必要がある
競合他社の情報を随時チェックする、株価の監視、など(著作権法第47条の7)
価格比較サイト、航空券検索サイト、求人サイト、など(著作権法第47条の6)
大容量の画像データ、など(著作権法第30条の4)
取得したレビューデータを分析して新しい開発資料やコンサル用資料にする、など(著作権法第47条の5)
ここもチェック!スクレイピングで注意すること

上記のような活用目的であれば基本的には問題ありませんが、活用目的以外にもスクレイピングをするうえで問題となる点があります。こちらはすべてチェックできる必要があります。
これらの問題は実際にスクレイピングをやろうとしたときに、データ取得ができるかどうかだけではなく、データ取得元サイトについても調査をしないといけません。

やっぱり難しい、と感じたらプロに相談を
スクレイピングは時間も手間も省いてくれる便利な技術です。しかし、上記のチェック項目で確実に大丈夫、といえない箇所がある場合は要注意です。 だからといって、あっさり諦める必要はありません。
Webデータを取得・活用したい際にはまず上記のチェック項目で確認し、わからない場合はデータのプロに相談することがおすすめです。 スクレイピングでWebデータ取得が難しいかも・・・と思っていても実はAPIである程度のWebデータが取得できたり、アクセススピードや制限についてのチェックは詳しいエンジニアが確認すれば安全にスクレイピングを実行することができます。
たくさんのスクレイピング事例を参考に、Webデータを有効活用しましょう。
IT弁護士に聞く「企業としてのスクレイピングは違法なのか?」